研究開発
不可視物体の可視化

地下埋設物, コンクリートや生体の内部の構造などは、光の通らない物に隠されて直接は見えません。 探査や検査のために、表面物を破壊しないで内部の構造を知る手段(非侵撃計測)が各分野で必要です。
光が無理ならば、内部まで到達可能な電磁波を使ってみる: 計測する領域に電波を照射し、物体に散乱された、または物体を透過した波を計測器で観測します。物体の形状, 材質によって、散乱波または透過波が違ってきますから、それらの波に物体の情報が含まれているといえます。 計算機で観測データを処理し、物体の情報を取り出してモニター上で物体の内部構造などを再現することが可能になります。

並列計算を用いた高速・大規模電磁界解析手法の開発

モータや変圧器等の電気機器の設計では、電磁界シミュレーションの導入が必須となっています。三次元解析の普及に伴って、高速な数値解析手法の開発が今後、ますます重要となってきます。そこで本研究室では、マルチコアCPUを搭載した計算機による高速・大規模解析手法について研究を行っています。

最適化アルゴリズム

最も望む結果を得るために対策や行動を調整することは最適化といいます。
数学的モデル化するために、対策や行動などを変数 x1,x2,…,xn で表し、その結果に対する評価を y とすると、
        y=f(x1, x2, …, xn)
の関数関係に纏められる場合は関数 y を最大(または最小)にする x1, x2, …, xnを求めることになります。
x の成分が少なく、f が複雑でなければこのような問題の解は簡単に求められますが、 x の成分が多く、f もかなり複雑な場合は、その解を求めることは簡単ではありません。本研究室では遺伝的アルゴリズム・粒子群最適化などの大域的最適化手法をはじめ、最新のAI技術も取り込んで研究を進めています。

ランダム媒質中の伝搬と散乱

乱流, 降雨時の大気, 惑星を取り巻くガスの空間, 小石や水滴を含む地中, 各種微粒子が内在する生体等を総称してランダム媒質といいます。
このような媒質の中での電波の伝播・散乱特性を調べています。

PCアプリケーションの開発

コンピュータ言語とプログラミング技術を身につけるために取り込んだ開発プロジェクトです。 参加者は好きなテーマを選んで小さなPCアプリケーションを作成し、楽しんでいます。